TOEICこそ「独学」がオススメ!
じつは、TOEIC L&Rこそ、独学がオススメです。なぜなら、TOEICほど他人との比較や競争がムダになる試験はないからです。
TOEICは相対評価の試験ではありません。他人と「合格」「不合格」を争ったり、スコアを競ったりしません。
たとえば、700点なら合格、600点なら不合格ではありません。合格ラインは人それぞれ。「前回より50スコアを上げたい」と、比較するのはあくまでも自分のスコアです。弱点を鍛えて前回より5点でも高いスコアを目ざす。やるべきことも勉強するペースも人によって異なります。
大学受験のように「一緒に合格しよう!」という類いのモチベーションも通用しません。「みんなで700点目指そう!」と誓い合ったところで、結果が出たとたんに「俺は765点」「私は685点」と、スコアの比べ合いになるだけです。
何せ5点刻みですから仲間と同じスコアを取ることは奇跡に近い。TOEICに「仲間と一緒」はありえないのです。
人と比べて落ち込むのは仕事だけで十分! サラリーマンこそ「独学のススメ」。「比較」を排除して、健やかな精神で英語に取り組むことをオススメします。(井津川倫子)
今週のニュースな英語 ~北朝鮮が毎日アクセルを踏んでいる!?~
北朝鮮をめぐる国際情勢が緊迫するなか、マティス米国防長官が、米国の「軍事的選択肢」の可能性について発言しました。
The US defence secretary has admitted that the threat of a North Korean nuclear missile attack is accelerating every day.
米国務長官は、「北朝鮮の核ミサイル攻撃の脅威は、日に日に高まっている」と認めた。
「日に日に脅威が高まっている」という意味で「acelerate」という単語を使っています。文字どおり「アクセル」を踏むので、「加速する」「促進する」という意味で使われます。
accelerate a car「クルマを加速する」
accelerate economic recovery「経済回復を促進する」
クルマの速度や経済回復を「速める」のならいいですが、脅威を「加速する」のはごめんです! 海外ニュースで「accelerate」の単語を目にしたとたん、北朝鮮の金正恩党委員長がクルマのアクセルを踏む姿が目に浮かび、背筋がゾッとしてしまいました。