受験エリート社長の面目丸つぶれ 英語ペラペラの息子に教わったこと(大関暁夫)

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「講義」じゃ人は育たない!

「英会話講師は、いい質問をしてくれるからこちらも返しながら勉強になる。一方の僕は、指示は出しても質問はしない。つまり、僕のやり方は実践経営会話スクール方式ではなくて、経営講義方式に近くはないかと。僕の知識を活用してほぼ一方的に指示を出す、その繰り返しですから。これでは、部下が育つための実践的な経営会話が全然足りていません。僕自身が学んできた、まったく実践的じゃない英語と同じ状態なのです。これは変えなくちゃ、ですよ。ボンクラだとばかり思っていた息子に、はからずも教えられちゃったようです」

   受験英語と英会話、その学びの違いから自身の経営者としての「質問コミュニケーション=経営会話」不足に気づきを得たというYさんの話に対する皆の反応からは、一同少なからず思い当たる節があるように思いました。

   皆さん会社では果たして、経営会話は足りているでしょうか。(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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