与党圧勝で終わった衆院選に、2017年10月23日のドル円相場は113円台後半ではじまり、一時は114円を上抜けたが、その後は国内の輸出関連企業によるドル売りが意識され、週半ばには113円台後半~前半まで値を下げた。
しかし、25日には米10年債利回りが節目の2.4%を上回ったことを背景に一時114.24円まで上昇したが、米国株が軟調になり、米国の金利が低下すると再び113円台後半まで値を下げるなど、落ち着かない展開に。そうしたなか、慶応大が元本の1万円を上回りプラスに転じた。明治大もコツコツと積み上げる。
ドル上昇に買い増し狙うが...... (早稲田)
10月20日(金)
米国の税制改革案への期待感から、米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いの姿勢が強まった。一時間足においては10時に大陽線(始値に比べて終値が高かった場合に、白で表示する線)をつけて、その後ジリジリとドル円相場は上昇した。買い増しを狙っていたが買い損ねてしまったのが残念である。
10月23日(月)
本日の日足は窓が開き、始値は金曜日の終値よりも30pipsほど高い値であった。金曜日の日足を見ると、ドル買い姿勢が強く、多少の過熱感を感じるので、押し目を狙って買い増すことにする。
しかし、この日は取引を見送った。
10月24日(火)
米長期金利の上昇を受けて、ドル買い円売りの姿勢が強まった。この日の高値は1ドル114.025円となり、昨日に引き続き114円台をマークした。買い増しを狙っていたが、これでは過熱感があるので見送った。
10月25日(水)
昨日に引き続き、日足が連続陽線となっている。114円台に入るものの、7月11日の高値114.497円はなかなか超えないようだ。その高値を超えることができるか、それとも跳ね返されて終わるのかが、今後のトレンドの要となると考える。
取引は見送った。
10月26日(木)
明日に米国の第3四半期GDP速報値の発表を控え、ドル円は様子見ムードが強かった。
日足のチャートを見る限り、114円台をロウソク足の実線がなかなか超えない。この大台はレジスタンスライン(抵抗線=これ以上相場が上昇しないという認識をもちやすい価格帯のこと)として機能しているようだ。
取引は見送った。
保有建玉 買い500ドル
評価益 プラス535円
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
10月27日現在 9946円
着実に利益を確保(明治)
10月24日(火)
この日は、14時半から上昇トレンドが発生していた。しかし、学校の授業などで相場を見ることができず、見たのが16時前だった。一目均衡表(時間の流れと相場のバランスを重視している指標)の雲の形から上昇トレンドが終わる可能性があると思ったので、4分程度ポジションを持って少しの利益で決済した。
113.563円で買い、113.630円で決済。
67円のプラス。
前週からの損益 プラス67円
10月27日現在 6482円
方向感つかめぬ相場に「じっと待つ」(慶応)
10月20日(金)
衆院選の投開票日が迫り、メディアは与党圧勝の見通しが優勢だが、それを反映するかのように日経平均株価、ドル円ともに上昇している。過去の衆院選について、直近15回のうち選挙前は13回が上昇で終わったものの、選挙後は15回中9回が下落しているようだ。ただ、トレードは選挙後まで見送ろうと思う。
10月23日(月)
選挙結果は与党の圧勝で終わり、ドル円相場は窓を開けて上昇スタートとなった。ドル円の売りを検討していたが、下落の勢いが十分でないようだ。
8時8分頃、ドル円に上昇の勢いがあるとみて、113円84銭で買った。その後、上昇が続いたが、しばらくして上昇の勢いは弱まり、円高が進む可能性があるとみて9時51分頃に決済。実際、その後下落した。
103円84銭で買い、103円96銭で売った。
9818円が1万43円に増えた。
10月24日(火)
7時45分頃、113円50銭付近を境界として相場が上がらないことから、ドル売りの圧力が強いと判断。113円44銭で売った。
その直後勢いよく下落したが、しばらくもみ合いが続き、判断に迷ったが、この日は朝から大学の講義で相場を見ることができないこともあり、決済を決断。結局、その後のドル円相場は下落の勢いに欠け、113円30銭付近のサポートを下抜けすることができなかったため、悪くない判断だったといえる。
選挙が終わっても依然として方向感のつかめない相場が続いているため、大きな利益を上げることは難しい。ここはじっと待つことが重要だと思う。
113円44銭で売り、113円40銭で買った。
1万43円が1万84円に増えた。
前週からの損益 プラス266円
10月27日現在 1万84円