日米で連日のように最高値を更新している株価。そろそろ警戒感が漂ってきてもいいものだが......
それに伴い、為替相場はドルが強い。一方、2017年10月16日からの米韓合同軍事演習や18日からの中国共産党大会に合わせて、北朝鮮がまたしてもミサイル発射などの挑発行為に出るのではないか、と地政学リスクもくすぶる。そうしたなか、ドル高予想に動く早稲田、明治。衆院選後に腕撫す慶応。さてどうなった?
上昇トレンドで500ドルを買い持ち(早稲田)
10月13日(金)
21時30分、米国の経済指標である小売りの売上高と消費者物価指数の発表によってドル円相場は大きく下落した。今までにあった評価益がほとんどなくなってしまったことが残念である。
しかし、ボリンジャーバンド(移動平均を表す線と、その上下に予想される値動きの範囲を示す線を加えた指標。バンドの拡大・縮小・傾き具合によって相場の勢いを確認するのに有効)の収縮によって、新しいトレンドが生み出されるはずとみた。大局的に見て、上昇トレンドであるとみているので、ポジションはそのままにした。
取引は見送った。
10月16日(月)
ボリンジャーバンドが収縮し、新たなトレンドが形成されようとしているなか、日足が連続陰線(始値に比べて終値が安かった場合に、黒で表示する線)となった。これは強い下降トレンドの始まりであると判断し、買い持ちしていたポジションを手仕舞うことにした。
10月4~5日あたりの天井圏で売りたかった。タイミングを逃してしまったのが残念だ。一時的な下げであり、その後上昇すると考えていたが、どうやらそれは怪しくなった。
1ドル111.741円で、1000ドル売った。
実現損益がマイナス48円で、スワップ収入の合計が105円になった。
9889円が9946円に増えた。
10月17日(火)
この日は終日、値が動かないレンジ相場であった。前日の日足が陽線(始値に比べて終値が高かった場合に、白で表示する線)で終わったのは意外だった。強い下降トレンドに入ったのかと思っていたが反発した。今後のトレンドがどちらに形成されていくのか様子見である。
10月18日(水)
ドル円相場は今日一日を通して大きく上昇した。米国の長期金利が上昇したことを背景に、ドル買い円売りが相次いだ。一時間足は連続陽線となり、日足は大陽線を現わしている。これは上昇トレンドが継続していたのだと考えた。
112.830円で、500ドルを買い持った。
10月19日(木)
日経平均株価が13営業日連続で上昇しているが、ドル円相場の日足にはこれといって目立った反応はなかった。米国における次期、連邦準備制度理事会(FRB)議長の人選へ注目が集まっているため、日経平均株価の過熱感は度外視されているようだ。
取引は見送った。
保有建玉 500ドルの買い
評価益 マイナス170円
前週からの損益 プラス57円
10月19日現在 9946円