米国を襲ったハリケーンの影響はさほど材料視されず、トランプ大統領の税制改革への期待から、1ドル112円~113円台で推移したドル円相場。期末を迎えて、国内では輸出企業が売りをこなす動きが強まるものの、一方で北朝鮮情勢では不穏な状況は続いている。ただ、突発的なネガティブ・サプライズは起きそうになく、基本的にはドル買い基調にあるのかもしれない。
一方、国内ではいよいよ衆院選が本格化。2017年10月10日公示、22日が投開票で、注目度が増している。そうしたなか、明治大は予定が込み入り、取引を見送り。早稲田大、慶応大の両者はドル円相場の成り行きをじっと見つめている。
ドルの上昇トレンド弱まり? 取引見送り(早稲田)
9月29日(金)
前日の大きな下落から一夜明け、この日の日足を見ると値が回復した。前日の下落値幅を完全に回復したわけではないが、ボリンジャーバンド(移動平均を表す線と、その上下に予想される値動きの範囲を示す線を加えた指標。バンドの拡大・縮小・傾き具合によって相場の勢いを確認するのに有効である)の+1α線(一番目の上下線で、為替相場が動くと予想される範囲を示す線)をサポート線とし、上昇トレンドは維持されている。
取引は見送った。
10月2日(月)
今日は米ロサンゼルスで銃が乱射される事件が起こった。大勢の人が亡くなってしまった悲劇であり、それに反応して相場は乱高下した。一時間足の23時において、大きな上ひげ(一般的には「上ひげ」が長いほど、上昇に対する抵抗が強いとされる)と下ひげが形成された。大きくトレンドが変わるようなことはなかったが、一時的に大きく値が揺れた。
今後トレンドに変化が出るかもしれないため、取引は見送った。
10月3日(火)
一日間足で連続した陽線(終値が始値より高かったことを表す線)が出ているため、上昇トレンドが続いていることが確認できる。しかし、その上がり方がここ数日緩やかになってきたように思われる。ボリンジャーバンドの+1α線の付近を推移しており、少々トレンドが弱くなったのかと思う。
取引は見送った。
10月4日(水)
今週末の米雇用統計の発表を控え、リスク回避のためポジションを決済する動きがあるのか、今日はドル円が一日足で陰線(終値が始値よりも低かったことを表す線)となっている。ポジションを持っているが、ある程度、約定価格より現在価格が離れているため、このままポジションを持ち続けようと考えた。
明日(5日)の米雇用統計の発表が過ぎたら、残りの証拠金を使ってさらに建て玉を買い増ししようかと思う。ある程度、約定価格より現在価格が離れてきたため、証拠金維持率にも余裕がでてきた。このまま上昇トレンドが続いていくことを予想し、さらなる利益を狙っていこうと思う。しかし、この日は取引を見送った。
保有建玉は、1000ドルの買い持ち
評価益は、プラス880円。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
10月6日現在 9889円