共同印刷、創業120周年 進化する「印刷」を「TOMOWEL」で表現

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   2017年6月に創業120周年を迎えた共同印刷(東京都文京区)は、新しいコーポレートブランド「TOMOWEL(トモウェル)」の導入を、10月6日に発表した。コーポレートメッセージ「共にある、未来へ」の導入も決め、18年1月から順次使いはじめる。

   同日の記者発表で藤森康彰社長は、創業120周年の歩みで培ってきたステークホルダーへの謝意を述べたうえで、「改めて自らのアイデンティティを見直し、この先の未来に向けて大切にしたい理念、価値観を明確にしました」と胸を張った。

  • 創業120周年を迎えた共同印刷の新コーポレートブランド「TOMOWEL」の公式サイト
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「未来を創り拓げていきたい」想い込めた

   共同印刷は1897年創業。書籍・雑誌の印刷からスタートして、紙や布、金属、軟包装、チューブ、カードなどへと事業を拡大。印刷技術は、デジタル関連事業や医薬や産業資材など、いまや「印刷」を超えた事業領域に広がっている。

   新たなコーポレートブランド「TOMOWEL」は、共同印刷の「共」と、友や知、智でもある 「トモ」 に、親しみなどの意味を持つ「well」からなる造語で、「共によい関係を築く」ことで、「未来を創り拓げていきたい」との想いを込めた。

   一方、新たなブランド理念「TOMOWEL WAY」の定め、グループ全体のあるべき姿を明文化した。いつの時代も変わらない、グループの普遍的な正しさの原点・心構えを示す「PHILOSOPHY」と、企業としての行動姿勢を示す「STANCE」、これから広げていきたい大局的な視野「FIELD」、めざすべき将来像、理想的なゴールのイメージである「VISION」の4つから成り立つ。「志を高く持ち、豊かな世界の実現に努めていきます」(藤森社長)としている。

   同社の2017年3月期の売上高は、945億円(前期比0.6%減)、営業利益は33億円(27.5%増)、当期純利益 は25億円(前期比17.1%増)だった。

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