日経、紙の新聞購読料を値上げ 配達費の上昇響く

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   日本経済新聞社は2017年10月6日、紙の新聞の購読料を11月から値上げすると発表した。

   朝刊・夕刊を届ける「セット版」は4509円から4900円に、約400円値上げ。朝刊のみで届ける「全日版」は、3670円から4000円(いずれも、税込み)に値上げする。

  • 日経、23年ぶりの価格改定(画像は、日本経済新聞のホームページから)
    日経、23年ぶりの価格改定(画像は、日本経済新聞のホームページから)
  • 日経、23年ぶりの価格改定(画像は、日本経済新聞のホームページから)

電子版のみの購読料は変更なし

   日経の価格改定は1994年2月以来、23年ぶり。このほかの価格改定は、宅配と電子版をセットにした「日経Wプラン」は、朝夕刊セット版を5509円から5900円に、全日版を4670円から5000円に値上げ。電子版のみの購読料(4200円)は変わらない。朝刊の一部売りは160円から180円に値上げ。夕刊は70円のまま据え置いた。

   日経は価格改定の理由について、これまでさまざまな経費の削減努力を重ねてきたものの、「最近の物流関係を中心にした人手不足が深刻化するに伴い、配達費が上昇し、販売網の維持が厳しさを増しています。カラー化など印刷設備更新のための負担も重くなってきました」と説明。クオリティーの高い新聞を届けていくためには、価格を改定せざるを得ないと判断した、としている。

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