北朝鮮によるミサイルの発射や水爆実験と、それをめぐる米国のトランプ大統領の発言に揺れた9月も最終週。円買いへの警戒感が高まる一方で、米国の長期金利が上昇しており、12月の米利上げを期待したドル高が進んでいる。
そうしたなか、注目されたドイツ連邦議会選挙は、メルケル首相の4選が決まった。ただ、キリスト教民主・社会同盟が第1党を維持したものの、AfD(ドイツのための選択肢)が第3党に躍進。連立政権の枠組みをめぐる動きが、為替相場に与える影響もあるかもしれない。そうした状況のなか、明治大のRWはロスカット・ショックから立ち直れただろうか――。
好調!? 590円の評価益のまま次週へ(早稲田)
9月22日(金)
北朝鮮騒動による円買いで、ドルは大きく下落した。しかし、これは強い上昇トレンドの途中における一時的な下落であると判断。これから値は上げ戻すと考え、12時11分に111.789円で1000ドルを買い持った。
9月25日(月)
この日も、ドルは下落。しかし、逆指値にかかることがなく想定内の下落だったため、越週したポジションを決済することはなかった。このまま様子を見ることにする。
9月26日(火)
ドルは昨日の下落と比べて、今日の日足は値を上げた。上昇トレンドの中の一時的な下げが終わり、ボリンジャーバンド(移動平均を表す線と、その上下に予想される値動きの範囲を示す線を加えた指標。バンドの拡大・縮小・傾き具合によって相場の勢いを確認するのに有効である)の+2α線(二番目の上下線で、為替相場が動くと予想される範囲を示す線)に向けて値を戻した。+2α線までは届かなかったものの、このまま様子をみることにして取引は見送った。
9月27日(水)
この日は1日を通して上昇トレンドであった。日足はボリンジャーバンドの+2α線に限りなく近づき、大局的な読みが正しかったとことを確信した。ただ、23時(日本時間)に発表された8月の米国中古住宅販売の結果以降、一時間足において大きく下落したことが気がかり。このまま様子を見ることにして、取引は控えた。
9月28日(木)
この日の15時を境にして、ドルが下落した。ただ、大局的なトレンドが変わったわけではないと考えている。取引は見送った。
保有建て玉は、1000ドルの買い持ち。評価益はプラス590円。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ。
9月28日現在 9889円