政府の「働き方改革」のかけ声もあって、最近は「ワークライフバランス」を重視する傾向が高まっている。とはいえ、人手が足りない、仕事が終わらない...... といった理由から現実的にはなかなかままならない。
ところが、世の中には充実したプライベートを送り、その一方で仕事もバリバリこなしている職種があるらしい。
「マーケティング女子」仕事とプライベートを両立
インターネット・リサーチのマクロミルの調査(2017年7月14?20日実施。サンプル数は、広報、広告・宣伝やマーケティング、情報システムや保守・メンテナンス・開発の各68の合計204)によると、20?30代の広報・情報システムに従事する、いわゆる「情シス女子」や「広報女子」の約7割が「仕事よりもプライベートを優先させている」らしい。
「仕事よりもプライベートを優先している」という回答は、情シス女子では「当てはまる」が22.1%、「やや当てはまる」が50%で、あわせて72.1%が「プライベートを優先」していた。
「あまり当てはまらない」は23.5%、「当てはまらない」は4.4%だった。
同様に、広報女子は「当てはまる」が26.5%、「やや当てはまる」が47.1%で、あわせて73.6%にのぼる多くの女性が、やはり私生活を大事にしていることがわかった。
「あまり当てはまらない」は22.1%、「当てはまらない」が4.4%だった。
だた、「マーケティング女子」は「当てはまる」が23.5%、「やや当てはまる」が32.4%と、あわせて55.9%がプライベートを優先している一方で、「あまり当てはまらない」も33.8%、「当てはまらない」は10.3%となり、仕事もプライベートも両立している様子がうかがえた。
「プライベートを優先している」などといわれると、つい「仕事そっちのけで......」などと言いたくなる人もいると思うが、仕事もきちんとこなしているようだ。
続けて、情シス女子に、「誰とでも仲よくなれるほうか」と聞いたところ、「当てはまる」と答えた女性は5.9%、「やや当てはまる」が32.4%、「あまり当てはまらない」は41.2%で「当てはまらない」は20.6%だった。
広報女子は、順に17.6%、41.2%、30.9%、10.3%。マーケティング女子をみると、14.7%、42.6%、29.4%、13.2%となった。「誰とでも仲よくなれる」割合(「当てはまる」の合計)は、情シス女子で 38.3%、広報女子が58.8%、マーケティング女子で57.3%となった。
情シス女子は、なぜモテる?
また、「結婚や恋愛がうまくいっている」という回答をみると、情シス女子では「当てはまる」が25%、「やや当てはまる」が33.8%、「あまり当てはまらない」13.2%、「当てはまらない」は27.9%だった。広報女子は、順に17.6%、25%、26.5%、30.9%。マーケティング女子は16.2%、26.5%、27.9%、29.4%となった。
「私生活がバラ色」な人(「当てはまる」の合計)は、情シス女子が58.8%、広報女子が42.6%、マーケティング女子42.7%。こうした回答結果をみると、「プライベートを優先しつつ」、「誰とでも仲よくなるわけではない(自分の好きな人とだけ付き合う)」、情シス女子が「結婚も恋愛もうまくいく」という傾向があるようだ。
情シス女子がハッピーな理由はあるのかと、ツイッターをみると、
「(情シス女子が)部署に1人っきりしかいない場合、愛想さえよければヲタサーの姫状態なので自分の価値観を見失ってしまうくらいやばい!!!」
「情報システム課の女子。気になってしまうのは、ITがまだまだ男社会だから? 職場に女性がいないから? よく考えたら仕事でおっさんの相手ばっかりしてる。おっさんにはそこそこモテる」
「なんかわかる気がする。可愛い情シス系女子がいたらイチコロだな~」
「情報システム部に、すごくスラっとしたクールビューティーな女子がいるんだけど、パソコンも詳しいけど、すごいゲームオタクらしくて、家では大きな3画面に囲まれてゲームしてるらしい」
といった声が寄せられていた。
まだ、女性が少ない部署のため「希少価値」があることや、「スペシャリスト」であることが、モテる要素を満たしていると考える向きもあるようだ。(KM)