ホンダが小型自動二輪「スーパーカブ」の生産を中国から日本国内で生産する、と2017年9月27日付の日本経済新聞が報じた。ホンダは11月上旬に「スーパーカブ」の新型モデルを発売。その投入にあわせ、熊本製作所(熊本県大津町)での生産に切り替えるという。実現すれば、5年ぶりの国内生産となる。
J‐CASTニュースの取材に、ホンダは「(検討しているかどうかも含めて)コメントできない」と話した。
中国で人件費高騰、国内との生産コスト縮まる
ホンダのスーパーカブは、1958年に生産を開始。全世界で年間300万台が生産され、現在までに全世界で1億台近くを生産している。国内では熊本製作所で生産してきたが、8月末で一時終了している。
排気量50ccでは時速30キロで燃費は1リットルあたり110キロメートル。販売価格は19万3320円。排気量110ccは時速60キロで燃費は63.5キロメートル。23万5440円(価格はいずれも税込み)。
日経報道によると、当初はコスト削減のため中国に生産を移管したが、現地の人件費の高騰などで、日本と中国の製造コストの差が縮まっていることが背景にあるようだ。