8割もの子育て世代、子どもは「欲しいけど難しい」「欲しいと思わない」

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   すでに子供がいる世帯に「さらに子どもがほしいか」と聞いたところ、「欲しいが難しい」「欲しいと思わない」と答えた子育て世代が8割近くにのぼることが、明治安田生命が2017年9月13日に発表した「子育てに関するアンケート調査」でわかった。

   原因は、学費、教育費といった経済的負担にある。同社チーフエコノミストの小玉祐一氏は、「一人ひとりの所得の日には限界もあるため、政府にはまず、保育所の整備や税制改正を通じ、両親がより共働きしやすくなるような環境の整備が求められている」と指摘している。

  • 子育て、2人目、3人目は難しい……
    子育て、2人目、3人目は難しい……
  • 子育て、2人目、3人目は難しい……

9割超が3人目は「難しい」......

   調査によると、すでに子どもがいる世帯に「さらに子どもがほしいかどうか」を聞くと、「欲しいと思う」との回答が21.9%だったのに対して、「欲しいが難しい」が24.1%、「欲しいと思わない」が54.0%となり、あわせて8割近くが「難しい」と考えている。

   子どもの人数別でみると、2人目が「欲しいが難しい」「欲しいと思わない」とあわせて54%にとどまった一方で、3人目についてはその割合が 91.4%まで大きく上昇した。

   「さらに子どもを欲しいと思わない」の理由として最も多かったのが、「身体的・年齢的に難しいと思うから」で57.5%。また、「欲しいが難しい」の理由として最も多かったのが、「生活費がかかるから」で59.0%、次いで「教育費がかかるから」が54.2%だった。経済的な要因がハードルで、子どもをさらに欲しい気持ちはあるものの、あきらめている人が相当数いることがわかった。

   なお、調査は2017年8月9~14日に実施。全国の男女20代~50代までの男女にインターネットを通じて調査した。有効回答者数は、1032人。

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