米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策会合後の2017年9月20日、ドル買いが強まったことで、ドル円相場は112円台のドル高・円安に。ところが、22日には北朝鮮リスクで円高が一気に進展。ドル円は112円台半ばから一時111円半ばまで急落した。国内では、突然強まった衆院の「解散風」の影響で日経平均株価が急騰。2万円台に乗った。
激しい値動きに、前週の「損切りショック」に落ち込む明治に、「買いポジション」を抱えている早稲田、慎重な姿勢を崩さない慶応。さて、どう動く――。
Jアラート発令にポジション決済(早稲田)
9月15日(金)
朝7時ごろ、北朝鮮がミサイルを発射して日本の上空を通過。Jアラートが発令されマーケットが反応した。ドル円相場が一時急落したものの、市場は今回の騒動に冷静で、その後はドルを買い戻す動きが強まった。
そうした中で、念のために様子を見ようと思い、ポジションを決済した。12時13分に、110.120円で500ドルを成行きで売った。売買益が275円で、スワップによる利益が11円だった。
9603円が9889円に増えた。
9月18日(月)
日足のロウソク足が長期の移動平均線を下から上へ突き抜けた。これは強い上昇トレンドの始まりとみたが、反発して下げ戻す可能性もあるので、この日は取引を見送り。数日ほど様子を見ることにした。
9月19日(火)、20日(水)
前日からの動きで、確実に上昇トレンドに入ったとみられるが、19日も取引は控えた。20日27時のFOMC発表と27時半の米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の記者会見を控えて、この日は一日を通して相場は様子見ムード。大きな値動きもなかった。
9月21日(木)
昨晩のFOMCの発表を受けて、ドル円相場は大きく上昇。昨晩に大きくドルが買われ続けたことになる。ただ、自分は少々出遅れてしまったような気がした。
ロウソク足の実線が移動平均線の長期線を突き抜けたことから、今回の上昇トレンドは長期間にわたって続くと考える。したがってドルが上げ渋り、下落したときに買いを入れることにする。
前週からの損益 プラス286円
9月21日現在 9889円
「損切りショック」隠せぬ明治、慎重な慶応
明治大のRWは、取引を控えた。
今週は米トランプ大統領の国連での演説があり、北朝鮮を強く批判する発言があったが、安倍首相も北朝鮮を批判する発言があったので、相場がどう動くが予想できず、取引を見送った。今週はFOMCなどもあり、ほとんど円安ドル高の傾向にあった。それもあって、先週のロスカットがなければ、と強く思った。
前週からの損益なし
9月21日現在 6206円
一方、慶応大の石油王も動かず。
9月18日(月)
今週注目しているのは、21日未明の米国の政策金利の発表。そのため、この日は取引を見送った。
9月19日(火)
この日は10時30分発表予定のオーストラリアRBA(豪州準備銀行)議事録が予定よりも早く発表されたのか、1分ほど早く相場が動き出し、値動きに乗り遅れてしまった。そのため、取引は見送り。ただ、実際にトレードしていても値段が元に戻ってきたため、損得なしで終わっただろう。21時30分の米経常収支の発表の際も機会をうかがっていたのだが、静観。結局、この日はトレードを見送った。
9月20日(水)
この日は23時に発表された米国の中古住宅販売件数で特に目立った値動きはなく、取引は見送った。23時30分発表の石油在庫統計も、優位性のあるトレードが可能な値動きが見られず、この日もトレードを見送った。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
9月21日現在 1万153円