「ダメ、覚えられない」でも大丈夫!「記憶を定着させる」英語学習法(30)

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秘策その12 間違えたページの角を折る!

   繰り返し学習法を実践するために、問題集の使い方を工夫しました。重要なところに赤線を引いたり、マーカーで印をつけたりしません。問題を解いて不正解だった場合だけ、ページの上角を三角に折ります。○×も書き込みません。ただ、ページの角を折って、どんどん先に進みます。

   2回目以降に同じ問題を解いた時に、正解したら三角をもとに戻します。この「間違えたら角を折る」「正解したらもとに戻す」作業を何度も繰り返すうちに、下記のメリットに気が付きました。

(1)マーカーも赤ペンも使わないので、リズミカルに次から次へと問題を解くことができる
(2)短時間でより多くの問題を解くことができる
(3)いつでもどこでも手軽にできる(電車の中などのスキマ学習にピッタリ)

   たくさん間違えると、それだけ折り目が増えます。最初のうちはたくさん間違えるので、折り目だらけで問題集の厚さが3倍以上に膨らみます。分厚く膨らんだ問題集を前に、途方に暮れることも多いのですが、ここは意を決して三角の折り目を減らすしかありません。 衰えた記憶力に鞭を打ちながら、何回も同じ問題を解いて、折り目がゼロになるまで頑張っています。なさけないことに、ようやく折り目がゼロになってもしばらくして再挑戦したらまた折り目だらけに......。

   記憶力との戦いは一生続きそうです。(井津川倫子)

今週のニュースな英語
~ iPhone誕生10年目に「ベールをはがした」最新作は? ~

   2007年にiPhoneが発売されて10年目の今年、最新作「iPhone X」(アイフォーン テン)が発表されました。

   新製品の発表は、どの企業にとっても一大イベントです。

   「発表する」という単語は「announce」や「unveil」がよく使われます。「unveil」は、文字どおり「veil」ベールを「un」はがすというニュアンスで、新商品にかぶせた黒い布をドラマチックにさっとはがすシーンが目に浮かびます。

Apple has announced the latest iPhone.
Apple has unveiled the latest iPhone.
(アップル社は、新しいiPhoneを発表した)

   ちなみに、「the latest」(最新の)は、「unveil」と共にビジネス英語でよく使われます。「new」(新しい)と比べて「一番新しい」「最も新しい」という意味で、TOEICの頻出単語でもあります。「unveil」とセットで覚えておくといいでしょう。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。TOEIC(R)L&Rテストの最新スコア970点。これまで英検、TOEIC、TOEFL、IELTSをすべて受験し、GMATにも挑戦。30年近く仕事をしながら英語を学び、海外駐在員として滞在したロンドンでは、イギリス式の英語学習法も体験した。「いくつになっても英語は上達できる」をモットーに、40代での英語やり直しを提唱している。現役ビジネスパーソンならではの実践的なアドバイスが「役に立つ」と人気。
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