その27 レジ袋 【こんなものいらない!?】

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「NOレジ袋」はスーパーの単なる恰好つけだ!

   日本のスーパーなどが本気でレジ袋をなくそうと思うのなら、たとえば「中国流」に切り替えるなど、もっとやり方があるのではないか。今のようなやり方だと、単に格好をつけているだけとしか思えない。

   話を戻すと、陸上に捨てられたペットボトルやレジ袋が川を経て海へ出ると、波や紫外線の作用で細かく砕かれ、大きさ5ミリ以下のマイクロプラスチック(MP)になる。MPは海底に堆積している有害物質を吸着しやすい。

   これらを魚介類が食べ、食物連鎖で人間や他の生物に悪影響が出る恐れがある。しかし、すでに海中に大量にあると思われるMPの回収はほとんど不可能で、今後はプラスチック・ゴミの海への流入を抑えることが急務だと言われている。

   以上の話は「朝日新聞」からの受け売りだが、日本人は年平均1人300枚のレジ袋を使っているそうだ。これを「使わない」ことぐらいは、私たちがそれほどの犠牲を払わなくてもできるはずだ。まず、隗より始めようではないか。(岩城元)

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岩城 元(いわき・はじむ)
岩城 元(いわき・はじむ)
1940年大阪府生まれ。京都大学卒業後、1963年から2000年まで朝日新聞社勤務。主として経済記者。2001年から14年まで中国に滞在。ハルビン理工大学、広西師範大学や、自分でつくった塾で日本語を教える。現在、無職。唯一の肩書は「一般社団法人 健康・長寿国際交流協会 理事」
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