2018年3月に卒業予定の大学生の就職内定率が、2017年9月1日時点で91.4%となった。就職情報会社のディスコが9月14日に発表した。
前月比3.2ポイント上昇で、2016年10月時点での91.2%を上回る高い水準となった。
「人手不足で企業の採用意欲は強い」
内定をもらった大学生のうち、就職先を決めて就職活動を終了したのは91.6%に及んだ。現在、なお採用試験を受けていたり、試験結果を待っている企業の「持ち駒企業」は平均で2.3社だが、次第に就職先を決めていっている。
今回の就職内定率について、ディスコはJ‐CASTニュースの9月15日の取材に、「人手不足で売り手市場はここ数年の傾向として続いており、採用予定数をとりきれなかった企業も多いことから、引き続き企業の採用意欲は強い」と話した。
また、内定をもらっている大学生に就職活動を振り返り、後悔していることや足りなかったことを聞いたところ、「自己分析」が54.9%、「業界研究」が46.0%、「企業研究」が45.1%、「面接試験対策」が40.7%だった。