「自分はまだまだ若い!」と言い切る親
さて敬老の日だが、「2016年の敬老の日に両親に対してとった行動」を聞くと、「何もしていない」が圧倒的に多く、60.3%という結果だった。
「訪問した(帰省を含む)」が15.8%、「プレゼントを贈った」と「一緒に食事に行った」がそれぞれ14.9%。「電話をした」が11.2%、「一緒に買い物に行った」は6.2%...... と続いている。
こうしてみると、「敬老の日」はさほど重視されていないようだが、それにはなにか理由があるのだろうか――。ツイッターをみると、
「自分はまだまだ若い!と言い切る親に敬老の贈り物をしたら嫌な顔される」
「もうすぐ娘ができて初めての敬老の日...... え、なんかしないといけないのかな?? どっちの親もバリバリ仕事してるし、老いてる感じではないんやけどなぁ。悩む......」
「敬老の日の対象って、祖父祖母だけやと思ってたけど、老人を敬う日ってことは親も入りはじめるのかな?」
といった声が。
さらには、
「きょう幼稚園の敬老会で、うちの義母は『まだ敬老されたくない』と行かなかった。他のおうちも『敬老会なら行かない』って。そんなおばあちゃん、多いみたい」
「そういえば妹の義母は80歳も近いというのに、敬老の日にプレゼントあげるとひどく不機嫌になるらしい」
「社会人の孫がいても、なお年寄り扱いされたくないというのは、あっぱれなのか、自覚が足りないのか、どっちだろう」
などと、年齢を感じさせない若さを保っている親世代のようすもうかがえ、子ども世代には「敬老」するのが失礼にあたると考えている人が少なくないらしい。(KM)