要注意! 売り主に現金が必要な場合も
なにやら、いいこと尽くめのようだが、長期優良住宅認定の物件を購入しても将来売る可能性がある人、あるいは逆に将来買う可能性がある人にとって注意しておくべきポイントがある。
物件売却価格がローン残高よりも高い場合には、買い主に自己資金が必要になることだ。現金がない場合には差額分に充てるローンが必要で、フラット35で借りるか、民間ローンの場合には第二順位の抵当権でもOKの金融機関しか使えない。
物件売却価格がローン残高よりも低い場合には、売り主に差額分の現金が必要になる。自己資金をほとんど入れずに買ってローンが多く残っているようなケースは要注意だ。
フラット35をはじめとする全期間固定金利のローンがいいと思っている人、もしかするとマイホームを将来売る可能性もあるという人には、フラット35(アシューマブルローン)は検討価値が大きい、有力な選択肢といえよう。(阿吽堂)