仮想通貨のビットコインを取り扱う中国の取引所「BTC China」は、2017年9月30日をもって中国国内でのビットコインと人民元との交換を終了すると、9月14日にツイッターで発表した。
取引終了にさきがけて、同日には国内での新規利用者の登録を停止したが、マイニング(ビットコインの「採掘」=生成、新規発行=を行い、その所有者となること)と、国外取引は通常どおりサービスを続ける。
発表後、相場は暴落
中国政府は、以前から仮想通貨に対して規制を強化する姿勢を示しており、9月4日に出された通達では、ビットコインは違法な資金調達や詐欺などの犯罪に使われる可能性を指摘し、問題視していた。
今回の発表はこれを受けたもので、BTC Chinaは「9月4日に発表された中国政府の通達を熟慮した結果、9月30日にすべての取引を停止する」とした。
この発表はビットコインの相場に大きな影響を与え、9月初めには5000ドルを突破するほどまで上がっていた相場は、発表後には約30%減、3000ドル台まで暴落した。