もう迷わない! TOEIC問題集選び、2つのコツ(29)

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   今回のテーマは、学習のベースになる問題集の選び方です。

   書店には、ありとあらゆるTOEIC L&Rの問題集があふれています。数と種類に圧倒されて「何を買っていいのかわからない」と迷わないために、問題集は慎重に選びましょう! 何事も初めが肝心です。

  • もう迷わない!
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秘策その9 初心者にはなじまない「この1冊でOK」タイプ

   私が初めて買ったTOEICの問題集は、「TOEIC 700点を目指す人へ 1冊でマスターするリスニング・文法・リーディング」といったタイプでした。「この1冊をやり終えたら700点取れるのね」と、喜んだのも束の間、なぜか思ったより難しい......

   結局、この問題集は途中で挫折することになるのですが、今なら失敗の原因がよくわかります。この「1冊でマスター」や「1冊でOK」といった総合問題集ほど、じつは難易度が高いのです!

   1冊で文法もリスニングもリーディングもカバーしている総合問題集は、あらゆる要素を盛り込んでいます。しかし、ページ数には限りがありますから、解説や解答の説明は最小限に抑えられているのです。しかも、数を絞り込んだ演習問題は、意外と難しいことが多く、初心者には不親切なつくりになっています。

   解説書としては不十分で、問題集としては演習量が足りない。総合問題集はどちらかと言えば模試に近く、本番前のおさらいに向いているわけです。簡単そうに見えてじつは難しいので、初心者の方は最初に手を出さないほうが得策でしょう。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。TOEIC(R)L&Rテストの最新スコア970点。これまで英検、TOEIC、TOEFL、IELTSをすべて受験し、GMATにも挑戦。30年近く仕事をしながら英語を学び、海外駐在員として滞在したロンドンでは、イギリス式の英語学習法も体験した。「いくつになっても英語は上達できる」をモットーに、40代での英語やり直しを提唱している。現役ビジネスパーソンならではの実践的なアドバイスが「役に立つ」と人気。
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