高齢独身者のオトコ所帯の会社で、オフィスがひどいニオイです。総務部も気を遣って、大量の消臭剤を配置してくれていますが、頭痛と吐き気がするほど。同じ男性として恥ずかしいです。大企業では「スメルハラスメント」をテーマに総務部が講習会を開いたりしていると聞きますが、そんなことができる会社ではありません。直接言うのもカドが立つと思い、正直ガマンしています。女性が多い職場では香水のニオイがキツくて男性社員がイヤな思いをしているという話も聞きます。このまま、ガマンするしかないのでしょうか。
あなたが深刻になるほどの高齢独身者のニオイ、加齢臭はどんなものなのでしょうね。想像するだけで気分が悪くなりますね。
消臭剤の大量使用はやめたほうがいいかも
加齢臭ぷんぷんの職場かぁ。ああ、イヤだ、イヤだ。
ところで、最近は「香害」という言葉があるくらいでニオイの害が言われています。
化学物質過敏症という症状でしょうが、ニオイ成分の中の化学物質が人体に害を与えるのです。
加齢臭は、厳密には化学物質ではないでしょうが、それを消したり、ごまかしたりするために消臭剤を使ったら、それは「香害」として人体に深刻な影響を与えることになります。
大量の消臭剤はやめたほうがいいでしょうね。
他の人たちも同じように悩んでいるんでしょうね。
加齢臭は自分では気づかないんです。私も63歳ですから、きっと加齢臭がぷんぷんなのでしょうね。時々、妻から「クサイ」と言われます。
妻ならいいですが、あなたから面と向かって「クサイ」と指摘されたら、ショックですよね。気を使われるのもよく理解できます。
「スメハラ」は職場の健康問題
しかし、これは職場の健康問題ですから、あなたと同じように悩んでいる人たちと一緒になって「職場会」を開いて協議すべきでしょうね。
高齢独身者の人たちも、それほどひどいニオイなのかと指摘されたら、もう少しからだを洗う時や着衣の洗濯などに気をつけるようになるかもしれません。
きっとそのニオイは、お客様などの外部の人たちにも悪影響を与えていると思いますから、会社の問題として採り上げたらいいでしょうね。
社長にもお客様から苦情が入っているかもしれませんね。 こんな小細工はあまり勧めませんが、有力なお客様から社長に「お前の会社はクサイぞ」と、注意してもらったらどうでしょうか。社長が慌てて加齢臭対策を講じるかもしれません。
いずれにしても、消臭剤を大量に使用するのは、「香害」として化学物質過敏症の人に地獄の苦しみを与えるようですから、中止するべきでしょう。(江上剛)