派遣からの正社員登用は「都市伝説」
調査によると、「あなたが仕事を通じて叶えたいことは何ですか?」との問いには、「プライベートを充実させたい」と「普通に働いて生活できる収入を得たい」という声が最も多く46%だった。
3位が「働いて充実した時間を過ごしたい」の43%、「限られた期間(時間)でできるだけ稼ぎたい」が37%、「収入を得て家族を支えたい」の36%がベスト5。次いで、「仕事を通じて成長したい」が35%、「仕事の経験・スキルを磨きたい」31%、「いろいろな仕事や職場を経験したい」29%、「社会とつながっていたい」21%、「働いて自信をつけたい」の20%が続いた。
がむしゃらに働くよりも、オン・オフともに充実させたいと望んでいる人が多いのか、「今後、希望する働き方は?」という問いに、「派遣で働きたい」と答えた人は69%にのぼった。「派遣以外で働きたい」は26%、「しばらく働く予定はない」は5%だった。
その一方で、派遣には契約更新が打ち切られたり、交通費が自己負担の場合が多かったりといった、正社員にはないデメリットも少なからずある。派遣として働くうえで不安はないのか、とツイッターをみると、
「派遣なくなりすぎてつらい」
「派遣社員の私...... ボーナスもなく、働いた時間分だけしか給料が出ませんし、スキルを身につけても、そこで長く働くことはできません」
「正社員登用はよく聞くけど、派遣からの正社員登用って都市伝説じゃないの?」
「派遣社員へのフォローや気遣いや、期間内だけでも気分よく働いてもらおうという意思はひとつもなくて、どれだけ使い潰せて楽にピンハネして派遣先にいい顔できるかっていうことに全神経を注ぐ派遣元よ。派遣から抜け出すのは大変、ここは沼。派遣の次は派遣しか待ってない」
といった、悲痛な叫びが見つかった。(KM)