日々、仕事に追われるサラリーマンにとって、「いつ英語の勉強をするか」が一番の悩みどころでしょう。
「よし、今日こそは勉強するぞ!」と決意をした日ほど、急な残業が入る。週末に落ち着いて勉強しようと思っても、気がついたらもう日曜日の夕方...... そんな失敗を山ほど繰り返して、私がたどりついたのは「月曜の朝に頑張る」作戦でした。
秘策その7 月曜日の朝にできるだけ頑張る!
TOEIC L&Rの3か月集中レッスンも、今回で5週目。いよいよ、基礎トレーニングを始めます。途中で挫折しないために、学習ペースを上手にマネジメントしていきましょう。
タイムマネジメントのコツは、どんなに忙しくても確実に確保できる「学習コアタイム」をつくることです。私は「月曜の朝」をコアタイムにして、タイムマネジメントに成功しました。
「月曜の朝」に決めた理由は、
(1)平日の夜は、急な残業や飲み会が入って勉強できない。
(2)残業や飲み会があった翌朝は、頭の回転が悪くなる。
(3)週末になるほど疲れがたまって勉強するのがつらい。
(4)日曜日の夜に急な予定は入らない(早く就寝できる)。
(5)共働きのわが家は週末が忙しい(週末に勉強時間が取れない)。
といったことでした。
ひと言でいえば、月曜の朝がいちばんコントロールしやすい、ということです。
平日の夜はコントロールできないし、週末は家事に追われる。日曜の夜に深酒や夜更かしさえしなければ、月曜日は気持ちよく朝を迎えることができます。
週末にリフレッシュをして、たっぷりと睡眠をとった月曜の朝は頭がスッキリ! 英語の勉強もはかどります。月曜の朝はいつもより早く起きて、一気にスタートダッシュをかけましょう。週初めに頑張って勉強しておけば、週の半ばでトラブルがあっても余裕、余裕! 1週間をラクに乗り切ることができます。気をつけるのは、「日曜日に早く寝る」ことくらいです。
じつは、オンライン英会話が一番込み合うのは月曜日の朝です。毎週、受講者が殺到して先生が足りなくなります。月曜の朝に英語をやる習慣は、サラリーマンの生活パターンにあっているのかもしれません。
秘策その8 週末にまとめて2時間より、毎日の30分
正直にいうと、「月曜の朝に頑張る」作戦にたどりつくまで、さんざん失敗を繰り返しました。失敗から学んだことは、「本番1か月前までは、平日の夜と週末は勉強しない」ことです。
平日の夜は、上司から急に誘われたり、トラブル処理に追われて残業したり、はたまた仕事で疲れ果てて、家に帰ったらバタンキュー。とにかく時間をコントロールできません。
じつは、週末も同じ。いざ勉強しようとすると意外とハードルが高いものです。共働きのわが家では、掃除や買い物は週末の「共同作業」です。買い物に行き、1週間分の掃除をして食事をつくっているうちに、気がつけば日が暮れている。マンション管理組合の会合やお子さんの学校行事で週末がつぶれてしまう人も多いでしょう。
週末はたっぷり時間がありそうで、じつは無い。勉強したくてもなかなか時間が取れない。日曜日の夜にイライラが募って勉強そのものに嫌気がさしてしまうよりは、割り切って平日の朝に集中するほうが得策です。
基礎トレーニング期は、平日の朝30分に集中して学習しましょう。週末の朝は休みにして、週休2日くらいのペースがちょうどよいと思います。
さらに月曜日の朝に一気に頑張って、平日の1日をお休みにする「週休3日制」でもいいくらいです。ムリのない、確実な学習ペースをマネジメントしていきましょう。
今週のニュースな英語 ~ 英国キャサリン妃、第三子を「ご期待」? ~
英王室は、ウイリアム王子の妻であるキャサリン妃が、第3子を妊娠していると発表しました。久しぶりのおめでたいニュースに、世界中がお祝いムードに沸いています。
Duchess of Cambridge is expecting third child.
(ケンブリッジ公爵夫人は第3子を出産予定だ)
へえ、「妊娠」って「expect(期待する)」という単語を使うのですね。
意外に思って調べてみたら、進行形を用いて「出産予定である」という意味だそうです。「期待されて生まれてくる赤ちゃん」とは、幸福感がただよう表現です。
「expect」は何となくポジティブな気持ちにさせる単語です。
I am expecting your e-mail.
(あなたからのメールをお待ちしています)
「wait」(待つ)という単語よりも、「いいお返事を期待している」というニュアンスが伝わる気がして、私は「expect」派です。「悪い返事ならいらないよ」と相手にプレッシャーをかけているつもりなのですが、効果のほどを調べたことはありません(笑)。