トヨタ自動車の小型ハイブリッド車(HV)「アクア」が、2017年8月の新車販売台数で首位になった。日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が9月6日に発表した。
トヨタの「アクア」は、前年同月と比べて3.1%減少したものの、1万870台を販売。2015年11月以来、21か月ぶりに首位に立った。
アクア「オールドらしい雰囲気」が人気
日本自動車販売協会連合会は、アクアが首位に立った理由について、9月7日のJ‐CASTニュースの取材に、「6月のマイナーチェンジが功を奏したから」と話した。
トヨタ自動車は、6月の改良でアクアの外観デザインなどを変更。自販連は「(ひと昔前のモデルなど)オールドらしい雰囲気となったことが人気を呼び、買いたいと思う人が出てきた」と話した。
2位は、トヨタのHV「プリウス」が1万417台(前年同月比40.5%減)を販売。トヨタ勢が「ワンツー」を決めた。
3位にはダイハツ工業の軽自動車「ムーヴ」が前年同月から大きく増やし、111.9%増の1万364台。4位は、ホンダの「N‐BOX」が1万79台(24.1%減)、5位は日産自動車「ノート」が72.8%増の9685台だった。
日産は、軽の「デイズ」も32.7%増の9645台と6位につけた。軽自動車は上位10車種のうち6車種を占めた。