2017年7月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)は101.5と、前月と比べて0.8%低下した。経済産業省が8月31日に発表した。2か月ぶりのマイナス。
ただ、基調判断について同省は、「生産は持ち直しの動きがみられる」としている。
「持ち直しの動きがみられる」
生産指数は、全15業種のうち11業種が前月を下回った。業種別にみると、半導体製造装置などの売り上げが減少したことが響き、「汎用・生産・業務用機械工業」が前月比2.5%減となったほか、発電機を中心とする「電気機械工業」が2.9%減、「化学工業(医薬品は除く)」は1.4%減と、低下した。
一方、上昇したのは、スマートフォン向け半導体メモリーなどの「電子部品・デバイス工業」が4.3%増と、好調。「石油・石炭製品工業」は1.4%増だった。
8月以降の見込みについては、8月は6.0%上昇、9月は3.1%減少とみている。