緊張が続く北朝鮮と米国。2017年8月21日から、米韓合同軍事演習がはじまったことで、北朝鮮情勢へのリスク懸念が広まった。スペイン・バルセロナでのテロ事件もあり、地政学リスクの高まりで、円が買われる展開が予測された。
また、米国で長期金利が上昇。米金利が上昇する場面では、金利差の拡大が円安圧力となる一方、逆に金利差が縮小する場面では円高を招く。こうした動きがドル円相場に影響した。
明大RWが「勝ち」を積み上げるなか、慶大・石油王は取引を見送り、横バイ。早大・惟光は元手の1万円を減らした。
想定外のドル買い相場に困惑(早稲田)
8月18日(金)
早朝に逆指値で入れていた損切り注文が約定した。上昇への転換と読んだ相場は、予想とは反対に動いた。米トランプ大統領の発言への批判と、17日に起きたスペインでのテロ事件の地政学リスクも重なって安全資産である円を買う動きが強まった。
ドル相場は下落して8月11日の最安値108.727円を割り込んだ。さらなる下降相場へ移る気配が強まる。取引は見送った。
元手の1万円が9802円に減った。
8月21日(月)
16日から4日かけてドル相場は下落し続けた。韓国では21日から、米韓合同軍事演習が予定される。北朝鮮情勢に対するリスクが懸念され、リスク回避の動きから円買いの動きが強まったと考察する。今週は北朝鮮が反発し、ミサイルを打つことも考えられる。こうしたことから、円買いドル売りの姿勢が強まると予想。16時42分、108.959円で200ドルの「売り」で入った。
1ドル108.959円で、200ドルを売った。
8月22日(火)
米長期金利の上昇を受けて、円売りドル買いの姿勢が強まった。下降トレンドが続くことを予想していたが、逆の動きとなった。
取引は見送った。
8月23日(水)
早朝にドル買いが強まり、設定した逆指値(指定した価格より高くなったら「買い」、安くなったら「売る」ことができる)に到達した。北朝鮮リスクへの不安から円買いドル売りが強まると予想したが、反発してしまった。
1ドル109.6005円で買った。
9802円が9674円に減った。
8月24日(木)
前日から引き続き方向感のない相場が続き、レンジ相場を形成している。明日のジャクソンホール会議(毎年8月、米ワイオミング州ジャクソンホールで開催される経済シンポジウム)を控えて、慎重な取引がされていると考察した。
取引は控えた。
8月25日(金)
今日のジャクソンホール会議を警戒して、変化に乏しい相場が続いている。何か一つ大きな起爆剤がほしいところで、もう少し相場の様子を見ることにした。
前週からの損益 マイナス326円
8月25日現在 9674円