イケア、人気商品を平均22%「値下げ」 低価格競争の流れ強まる

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   家具販売のイケア・ジャパン(千葉県船橋市)が、2018年夏頃までに人気の家具など886商品の価格を引き下げる。

   2017年8月25日、J-CASTニュースの取材に同社の広報担当者が明かした。

  • イケア、最大54%の値下げ
    イケア、最大54%の値下げ
  • イケア、最大54%の値下げ

2009年以来の大幅な値下げ

   値下げする商品は、全商品(約9500)の約9%にあたる。人気の2人掛けソファ「シーヴィク」(3万9990円)は約25%値下げして2万9990円に、木製のダイニングテーブル「リーサボー」(2万4990円)は約28%下げて1万7990円(いずれも税込)となる。値下げ幅は平均で約22%、最大で約54%だ。

   イケア・ジャパンは2017年8月24日、ソファやテーブルなど人気622商品の値下げに踏み切った。残り264商品については、1年間で順次、引き下げていくという。

   消費者の低価格志向が強まる家具小売りのマーケットでは、ネット通販との競争が厳しさを増している。

   ライバルのニトリは2017年3月に、約300商品の販売価格を最大で約3割値下げ。同社は郊外に限らず、都心にも店舗を展開し続けて471店(2017年2月時点)を抱えており、30期連続で増収増益を達成している。

   イケアは業績好調のニトリに差を広げられないためにも、今回の値下げで消費者をつなぎとめる狙いとみられる。

   イケアにとっては、全商品の約2割にあたる1450商品を平均25%値下げした2009年以来の大幅な値下げとなる。

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