【追跡】JDI株、まだ買う!今買う!! 血が滲む企業努力に賭ける

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ギャンブル性を楽しむのも「刺激的」かも・・・

   ここ数日のJDI株は、2017年8月の経営再建計画で発表された大規模なリストラ策を反映して、買われているようだ。発表された人員削減や生産ラインの整理・統合などが着実に実施され、コスト削減の「止血策」が効果を示すようであれば、遅まきながらも明るさが見えてくるのではないか。その過程で株価の上下が生じるとも考えている。

   これまで瀕死の重傷から蘇えった「富士フイルム」でも、「パナソニック」でも、経営陣と社員の血の滲むような努力によって今日があるのだろう。

   今のところ、買い増したJDI株をいくらで売るか、株価はあまり注視していない。それよりも発表されたリストラ策が、確実にしかもスピード感をもって実施されるかに注目している。もちろん、株価が大幅に上昇する場面があれば売却するつもりだ。

   ふだん、株式投資の基本姿勢は堅実な銘柄の長期保有にあると考えているが、たまにはギャンブル性のある銘柄を、倒産もありうるとの前提で購入することもある。現状のJDI株は、正にその状況にあるのだろう。(石井治彦)

保有株式  2017/08/23 500株
年初来高値 2017/01/05 364円
年初来安値 2017/08/14 174円
直近 終値 2017/08/23 199円

石井治彦(いしい・はるひこ)
   1970(昭和45)年に大学卒業後、自動車大手に勤務。リース販売を手がける。投資歴は実質25年。入社後にユーザーと接するなかで得た情報と自分の知識で、最初のボーナスをもとに株式運用を開始。しかし、78~98年の20年間は投資する余裕がなく、休止に。それが幸いしてバブル崩壊の痛手は軽傷だった。ただ、いつでも動けるよう、日本経済新聞をはじめ経済誌などには目を通していた。
   「現物株式取引」と「長期投資」が基本姿勢。2011年の退職後は少しの小遣い稼ぎと、興味をもって経済誌を読むために株式を保有している。現在、14の銘柄で、1万3800株を運用。東京都出身、69歳。
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