大学受験や就職試験、結婚に出産・子育て、マイホームの購入など、人生には大きな決断をするときが何度か訪れる。人によっては「あの選択は正しかった」と胸を張れることもあれば、「あのとき、違う道を選んでいれば...」と後悔しているかもしれない。
ところが、働く主婦にとって人生最大の選択は「あの時」と、ほぼ一致しているようだ。
主婦の選択「配偶者選び」89%が最重要
主婦に特化した人材サービスを提供する「しゅふJOB」の「しゅふJOB総研」が、自社サイトに登録している女性に「人生を左右する重要な選択」についてアンケート調査(2017年5月18日?6月5日、有効回答者730人、複数回答)したところ、最も多かったのは「配偶者またはパートナー選び」が89%とダントツだった。
次いで、「仕事選び」が73.7%。「子どもを生むか否か」が53.2%、「住居選び」41.4%、「友人選び」33.2%、「進学先選び」30.7%、「趣味選び」15.5%、「養子を迎えるか否か」11%、「保険選び」5.5%と続いた。
「特に重要と思うことはない」2.7%、「その他」も2.6%あった。
アンケートとともに寄せられたコメントには、
「人生を考えた場合、配偶者と子どもの有無は心の支えや経済的にも一番大きな割合を占めると思う」
「仕事は自分の人生そのものだから。配偶者によって自分の仕事や環境、家族との関わりなどが変わるから」
「長い人生、ひとりはさみしい。共に笑い、困ったときは助けあう人がいたほうがよいと思う」
「今年から養育里親になり、育児をすることで大きく人生が変わりました」
といった配偶者や家族にかかわる声が少なくなかった。
その一方で、
「やはり仕事は人生の80%を左右する。時間、人生の信念、経済、仕事選びはとても大切」
「仕事は生きていくためには、必須。家庭にいる時間より職場にいる時間のほうが長いので、とても重要」
などと、「仕事選び」への声も多く寄せられた。
「直感」や「占い」を信じる!
とはいえ、大きな決断ほど自分ひとりではなかなか決められないもの。「重要な決断を迫られたときに参考にするのは?」との質問に、最も多かったのは「家族の意見」で70.7%だった。
次いで「友人や知人の意見」が41.5%、「勘や直感」が40.1%、「何も参考にせず自分で考える」が28.8%と続いた。「本やネットなど外部の情報」は25.9%。「占い」という人も4.8%いた。「その他」は2.6%。第三者の意見を取り入れる人が多い一方で、「独断」「直感」や「占い」を信じる人もいるようだ。
そんな「占い」を参考にする人が、人生の選択で何を占うのか聞いたところ、「配偶者またはパートナー選び」が91.4%。「仕事選び」が85.7%、「子どもを生むか否か」62.9%、「住居選び」48.6%と続いた。
さらに、「友人選び」が28.6%、「進学先選び」48.6%、「趣味選び」25.7%、「養子を迎えるか否か」20%。「保険選び」と「その他」がそれぞれ8.6%だった。
「人生最大の選択」を決断するにあたり、頼れるものには何でもすがりたいという気持ちの表れなのかもしれない。
ちなみに配偶者やパートナーとしては、その選択が正しかったと思っているのかどうかが気になるが......