外食大手の「すかいらーく」は2017年10月から、全店舗で15円程度の値上げを検討していることを明らかにした。
すかいらーくの広報担当者は8月10日、J‐CAST会社ウォッチの取材に、「人件費が増加しているためです」と、その理由を説明した。
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積極投資で人件費かさむ（すかいらーくのホームページから）
増収増益と好調だが......
すかいらーくグループは、「ガスト」や「バーミヤン」、「ジョナサン」など国内外に約3000店舗を展開。値上げに踏み切った場合、全店舗での実施を予定している。
対象のメニューについては、「一部報道ではサイドメニューなどと伝えられており、その考えもありますが、まだまったく固まっていません」（広報担当）と話す。
同社が2017年8月9日に発表した17年1～6月の連結決算（国際会計基準）によると、この期間に39店舗を新たに出店。今期中にはブランド店の合計で100店舗の新規出店を目指す。
それに伴い、人件費も増加。1～6月期は前年同期と比べて3.9%増の299億円だった。出店攻勢で、今後はさらに人件費がかさむとみている。
なお、売上高は前年同期比1.8％増の1762億円、当期利益は0.9%増の78億円と「増収増益」となったが、本業のもうけを示す営業利益は5.8％減の129億円だった。