3か月後、TOEIC最高スコアを取る とっておきの「秘策」とは?(24)

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   夏本番。やり直し英語も本番。いよいよ、今回から実践編に入ります。TOEIC L&Rを具体例に、短期間で結果を出す受験法をお伝えしていきます。

   3か月後の11月(2017年)にゴールを定めて、今週は何をするべきか、本番までの「秘策」をリアルタイムで公開していきます。

  • えっ! 問題集は解いちゃダメなの?
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秘策 その1「最初1週間は予想問題を1問も解かない」

   さあ、意を決してTOEICに挑戦してみましょう。11月は2017年最後の試験日です。3か月もあれば準備は十分にできます。短期決戦で最高の結果を出せるように、一緒に頑張りましょう。

   TOEIC受験に向けて真っ先にすることは、「敵を知ること」です。つまり、試験内容を知ることです。内容を理解しないまま、いきなり予想問題に手を出してはいけません!

   今週は、「TOEICの予想問題を1問も解かない」ことを肝に銘じて下さい。はやる心を抑えて、冷静に「敵の傾向を分析すること」に徹します。

   残念ながら、TOEICはいわゆる「過去問」を公開していません。最新の傾向を知るには、公式問題集が最適です。TOEICの運営組織が発行している公式問題集には、本番さながらの問題が収録されています。

   まずは、本番に最も近い問題を見て、どんな問題が出されるのかを分析することからスタートしましょう。

   この段階では、立ち読みでOKです。本屋さんのTOEICコーナーには、必ず公式問題集が置いてあります。次のポイントを意識して、パラパラとページをめくってみてください。

ポイント(1) 日本語だけを読む

   公式問題集には、本番試験2回分の問題が掲載されています。TOEIC試験は7つのパートに分かれています。試験1回分だけでいいので、1から7まで全パートの「日本語」にざっと目を通します。気持ちを楽にして、日本語の「解説」だけを読んで傾向をつかみましょう。

ポイント(2) 腕試しに問題を解いてはいけない

   英文を読む必要はありません。英語のページはとにかく飛ばして下さい。日本語で傾向を知ることが目的ですから、問題は1問も解いてはいけません。もちろん、辞書で単語を調べるなんて御法度です!

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。TOEIC(R)L&Rテストの最新スコア970点。これまで英検、TOEIC、TOEFL、IELTSをすべて受験し、GMATにも挑戦。30年近く仕事をしながら英語を学び、海外駐在員として滞在したロンドンでは、イギリス式の英語学習法も体験した。「いくつになっても英語は上達できる」をモットーに、40代での英語やり直しを提唱している。現役ビジネスパーソンならではの実践的なアドバイスが「役に立つ」と人気。
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