東京金融取引所は2017年10月30日から、外国為替証拠金(FX)取引「くりっく365」で、メキシコ・ペソと日本円の通貨ペアの取引を開始する。
J‐CASTニュースの7月31日の取材に、取引所の広報担当者は「メキシコ・ペソは金利が高く、投資家のニーズが高い」と、上場の理由を説明した。
スワップポイントに投資家は期待
東京金融取引所では現在、米ドルと円や米ドルとユーロなど24種類の通貨ペアが取引されており、今回のメキシコ・ペソは新規上場となる。
メキシコの政策金利は年7%。トルコ(リラ)の年8%や南アフリカ共和国(ランド)の年6.75%と並んで、先進国に比べて高い。
金利が高いと、スワップポイントと呼ばれる取引する通貨の金利差に応じて受け取れる、事実上の金利収入が多くなる(支払うリスクもある)。FXでは、このスワップポイントで利益を得たいという個人投資家も少なくないため、そういったニーズを取り込む。
取引単位は10万ペソからで、現在のレートに換算すると62万円から取引ができる。