三菱重工業は、2018年度の大卒事務職の採用を見送ることにした。
人材重複を解消するためで、技術職は予定どおり採用する。
直近3年の採用数は増加傾向だった
三菱重工のグループ全体の社員数は、8万2728人。例年、技術職と事務職の合計で230人程度採用しているが、2018年度はグループで新卒の事務職の採用を見送る。19年卒以降については未定という。
事務職の採用は2015年度が22人、16年度が36人、17年度が41人と、ここ3年は増加傾向にあった。
2017年7月31日のJ‐CASTニュースの取材に、同社広報部は「グループ全体でM&A(企業の買収)が拡大しており、人員規模が拡大するなか、事務職で人材の重複があり、効率化と人材の流動化を図るため」と説明した。
一方、技術職については「全体を見通して、ひとまず今回に限り事務職の採用を見送っただけで、(技術職は)対象にしませんでした」と話している。