アルプス電気、アルパインを子会社化 19年4月に持ち株会社制に移行

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   アルプス電気は、カーナビゲーションや情報通信機器の開発、製造・販売するアルパインを完全子会社化すると、2017年7月27日に発表した。

   アルプス電気は、アルパインを株式交換によって完全子会社化。2019年4月1日付で持ち株会社制に移行し、アルプス電気(新設)とアルパインが100%子会社として「アルプスホールディングス」の傘下に入る。

  • 2019年春、「アルプスホールディングス」が誕生
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車載事業などで「協業」深める

   経営統合で、アルプス電気とアルパインが車載事業などで協業関係を深め、グループの相乗効果を高める。

   アルプス電気はスイッチやセンサー、チューナー、光関連部品などの電子部品の開発や製造、販売を手がける。一方、アルパインは1967年、アルプス電気と米国モトローラ社の合弁会社アルプスモトローラとして設立。1978年にアルパインに社名変更。カーナビやカーオーディオなどを中心に生産、販売を続けている。

   クルマの電装化が進むなか、両社で車載事業の領域が近接し、協業の必要性が高まっていたほか、アルプス電気としてはスマートフォン向け部品に代わる事業として車載市場に注目。経営統合でライセンスやノウハウの共有や、人材や技術の相互活用で競争力を強化する狙いがあるほか、アルパインは車載以外の市場にも事業を拡大できる。

   なお、「アルプスホールディングス」が東証1部に上場。それに伴い、アルパインは2018年12月26日付で上場廃止になる見通し。

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