富山市の機械メーカー「不二越」の本間博夫会長が、「富山で生まれた人は極力採らない」などと発言した問題で、本間会長は2017年7月25日、謝罪コメントをホームページに掲載した。
本間会長の発言をめぐっては、富山県が富山労働局に「県内企業で公正・公平な採用が行われるよう適切な対応」を要請するなど、波紋が広がっていた。
「出身地による有利不利は全くありません」
「不適切発言のお詫び」のなかで本間会長は、
「私の発言の一部に不用意で不適切な表現があり、多くの皆様にご迷惑をおかけしましたことにつきまして、深くお詫び申し上げます」
と、謝罪した。
同社ホームページの採用に関する「FAQ(よくある質問)」のページには、「出身地による有利不利はありますか」の問いに、「全くありません。広く全国各地からの応募を求めています」との記載もみられる。
不二越は、7月27日のJ‐CASTニュースの取材に、「採用については(出身地がどこであろうと)分け隔てなく、人物本位で行っております」と強調。理解を求めた。