日本電機工業会(JEMA)によると、2017年上半期(1~6月)の白物家電の国内出荷額は、前年同期と比べて6.0%増の1兆1757億円となり、2年連続で前年実績を上回った。7月24日に発表した。
消費者の省エネ性能が高い製品や、設置スペースをそのままに大容量の冷凍冷蔵庫などの高付加価値製品への消費マインドが堅調だったとみられる。
エアコン、猛暑見込んで早めに購入
白物家電の2017年1~6月期の国内出荷額を製品別でみると、エアコンは前年同期比9.9%増の3兆8848億円。電気冷蔵庫は4.6%増の2046億円。電気洗濯機は12.4%増の1690億円だった。
一方、17年6月の白物家電の国内出荷金額は、前年同月比9.5%増加の2750億円で、10か月連続でプラス。過去 10 年では6月として最も高い出荷額だった。
製品別でみると、ルームエアコンが 5.0%増の1234 億円で、6か月連続のプラス。電気冷蔵庫は19.2%増の499億円で、3か月連続のプラスとなった。電気洗濯機は322億円で34.1%増と大きく伸びた。12か月連続のプラス。
6月の結果に、JEMAは7月25日のJ‐CASTニュースの取材に、「16年はマイナスだったので反動が大きいこともあるが、全体としては堅調な動きが続いている。また、猛暑を見込んで、早めにエアコンを買う動きがみられる」と話した。