スキマ時間を活用 脳を騙して「習慣づける」作戦(21)

「今でしょ!」というワケにはいかない

   そう聞かれれば、「今でしょ!」と言いたいところですが、脳が騙されるほど、脳が気がつかないほど「負担が小さい」ことがポイントだとすると、日常の中にさりげなく紛れ込ませることからスタートしましょう。

   つまり、答えは「スキマ時間」なのです。

   どんなに忙しい人でも1日の中で「スキマ時間」を見つけることができます。5分でも10分でもいい。何かをしながらの「ながら時間」で十分です。

   サラリーマンであれば、一番の「スキマ時間」は「通勤時間」です。1日のうち確実に存在する時間です。スマホをチェックしたりゲームをしたりする時間を短くして、「英語」にふれる時間をつくりましょう。

   私の場合、電車の中では「英語を聴く」ことにしています。電車に乗っている時間は30分弱ですが、すべてを英語タイムにしては集中力が続きません。英語タイムは最大15分間と決めて、集中を心がけています。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。TOEIC(R)L&Rテストの最新スコア970点。これまで英検、TOEIC、TOEFL、IELTSをすべて受験し、GMATにも挑戦。30年近く仕事をしながら英語を学び、海外駐在員として滞在したロンドンでは、イギリス式の英語学習法も体験した。「いくつになっても英語は上達できる」をモットーに、40代での英語やり直しを提唱している。現役ビジネスパーソンならではの実践的なアドバイスが「役に立つ」と人気。
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