緊張感なき店長に社長が激怒! でも、そうなるにもワケがある?

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立場上、社長にはなかなか言えない

   とりあえず話を終えて社長室を出ると、まだ会議室に残って情報交換をしている数人の店長たちを見つけました。叱責を受けた3人の店長の姿はありませんでしたが、彼らの話を直接聞いてみることにしました。

「今日の会議で、3人の店長が社長から厳しく叱責されたけれども、皆さんの受け止め方はどうですか。同僚店長の目から見て、あの3人がやはり気が緩んでいたと思うか、それとも自分を含めて誰にでもありうることなのか」

   皆が異口同音に口にしたのは、「我々も同じです。たまたま今日は彼ら3人が社長に怒られただけのこと」という回答。「なぜ、そうなってしまうのだろうか」と質問を向けてみると、これまた全員一致で「忙しすぎる」という答えが返ってきたのでした。

   そして、それは店長を任された以上、社長にはなかなか言えないことなのだと。

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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