退職してもストレスは溜まる 辞める前にまず休む、そしてスポーツ(江上剛)

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まったく新しい仲間と仕事を離れた時間を過ごす

   私が勧めるのは、ランニング、サッカー、野球などのスポーツですね。それも仲間をつくって一緒にやることです。

   なにも同じ職場の仲間でなくてもいいですよ。むしろ同じ職場や同業でないほうがいい。今はSNSでランニングや野球など、同好の友を至るところで募集していますから、そこに参加するのをオススメします。

   まったく新しい仲間と仕事を離れた時間を過ごす。そこではハンドルネームで呼び合い、仕事の利害関係は一切ない。そんな仲間とスポーツで汗を流す。ストレス解消に最高です。

   精神科の専門医が、私にアドバイスをくれたことですが、一定の運動をすることで海馬(学習能力などの脳の器官。うつ病になると萎縮すると言われる)が太るそうなのです。 海馬が太れば、気持ちも晴れ晴れしてきます。

   騙されたと思って、何かスポーツをやりましょう。ちなみに、酒や愚痴に逃避するのは最低です。(江上剛)

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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