退職してもストレスは溜まる 辞める前にまず休む、そしてスポーツ(江上剛)

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この春入社の新入社員です。就職活動で頑張って希望どおりの会社に入り、営業を担当していますが、今の仕事に就いてから体調が優れません。精神的にも不安定なことが多くなったように思います。最初は慣れない仕事のためと思っていましたが、理不尽なことで上司や先輩に叱責されることも少なくなく、自分でもわからないうちにストレスを溜め込んでしまったのかもしれません。友人らには退職を勧められたのですが、まだ入社して3か月にもなりません。迷っています。

   「3日、3か月、3年」と、昔は言いました。我慢すればいいという考えでしたからね。

  • 新たな仲間と走るのもいいかも!
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「引きこもりリスク」高まるかも......

   私は、「3年我慢すれば、定年まで勤務できる」という言葉を、呪文のように唱えていました。

   結局、以前勤めていた会社を、勤続26年で退職してしまいましたが......。

   あなたの場合は、原因の分からない不調なんですね。イジメもないし、職場もご自分の希望した会社ですものね。

   やはり慣れない仕事でのストレスだと思いますよ。誰にでもあります。そのストレスは。無理に我慢してはいけません。

   現状から抜け出す方法として、退職するのもいいのでしょうが、3か月での退職は、スキルも人脈もなにもないですから、次の仕事を探すストレスで、それこそ引きこもりになってしまいます。

   あまりイマ風じゃないかもしれませんが、ここはグッと耐えるほうがいいと思います。

   最悪な状況なのであれば、しばらく休んでもいいでしょう。とにかく、体調を整えることを第一に考えたほうがいいと思います。

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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