投資信託協会が2017年7月13日に発表した「投資信託概況」によると、6月の公募投信の純資産総額は、5月末に比べて1兆5873億円(1.6%)増加して101兆4152億円となった。2015年7月以来、約2年ぶりに100兆円台を回復した。
6月の設定額は7兆1926億円。解約額は6兆6376億円、償還額が772億円で、差引き4778億円の純増となった。資金純増は2か月連続。
株式投信、2267億円の純増
6月の株式投信は、設定額が3兆3482億円。これに対して、解約額が3兆443億円、償還額が772億円で、差引き2267億円(単位型753億円減、追加型3020億円増)の資金純増となった。株式投信の純資産総額は、5月末に比べて1兆3362億円(うち、運用増は1兆1096億円)増の88兆474億円となった。
J‐CASTニュースの7月14日の取材に、投資信託協会は「増加幅はふだん通りで、日経平均株価や米ニューヨークダウ、ドル円レートが上昇したことが資産の増加につながったと考えられます」と話した。
6月の日経平均株価は、前月比1.6%上昇、米ニューヨークダウは1.6%上昇、ドル円レートは0.9%円安に進んだ。