梅雨明けが待ち遠しい東京です。この記事が掲載される頃には真っ青な空が広がっているのでしょうか。
さて、そんななか、先日プ~ンと鼻をつくイヤなニオイが私の周辺から漂ってきました。えっ? 私? 私なの?? もしかして 私が「臭い」の、と......
臭いニオイ、お客様に伝染したかも......
漂う臭いニオイに、私は周囲に気づかれないよう、クンクンと衣類を嗅いでみましたが、どうやら洋服ではなさそうです。
気のせいか...... と思いながら歩いていると、その臭いはずっと私の身体にまとわりついてきます。やっぱり私よね、と思い、さらにクンクン。カバンなどを嗅いでみると、なんと、犯人は折り畳み傘でした。
外出が多いので、カバンには必ず折り畳み傘が入っています。使用中の1本は、とても軽くて大きさもちょうどよいため、いつ買ったのか記憶がないほど使い続けているのです。
とりあえず犯人がわかったので、ひと安心。そのままカバンから出すこともなく持ち歩いていたある日のこと、外出先で雨が降り出し、いつものように傘をさすと「うっ、臭い」。さすがにマズイと思いながらも、初めてのお客様の会社へ到着。傘を閉じていざ受付へ。
うっ、今度は手が臭い...... あわてて化粧室で手を洗い、気を取り直して商談へ。しかし帰り際、あろうことかその臭い傘をお客様のエントランスへ置いてきてしまったのです!
あわてて取りに戻ろうとしたその時、お客様が傘を手に私の元へ。あ~っ! こんな臭い傘を持ったら、間違いなくお客様の手にニオイがついてしまった......
そして私は「臭い女」に認定されてしまう。穴があったら入りたい。恥ずかしい気持ちでいっぱい。しかし、言えない。「こんな臭い傘で申し訳ありません。手を洗ってくださいね」とは。
私が発したのは「わざわざ申し訳ありませんでした。ありがとうございました」と、お礼を言うのが精一杯でした。