国土交通省が全国の約7000人のバス運転手を対象に実施したアンケート調査で、バス運転手の4人に1人(24.8%)が、1日当たりの睡眠時間が「5時間未満」と答えていたことがわかった。
また、1日の拘束(勤務)時間では「13時間以上」との答えが19%にのぼり、厳しい労働環境が浮き彫りとなった。
「社会人なら5時間未満って普通じゃない」
国土交通省の調査は、2017年3月から5月に実施。バス運転手7083人に、直近4週間の勤務状況を聞いた。国のルールでは、バス運転手の1日の拘束時間は「原則13時間以内」と定められているが、19%が「拘束が13時間以上」と答えた。
2017年7月6日、J‐CASTニュースが今回の調査結果について、国交省に聞いたところ、
「法令違反のケースが少なくないと思っていたが、改善基準を超える、もしくは上限値に張り付いているような実態は事業者や運転者へのアンケートには見られなかった」
と話した。
国交省の調査結果に、インターネットの掲示板などでは、
「社会人なら睡眠時間5時間未満って普通じゃない? 4時間切るとつらいとは思うが」
「コレはきついな。時間が長くても時間を支配してれば疲れた時には休もうってなるだろけど」
「どっちにしてもこんなブラック環境じゃますます人来ないし 人が来ないから常に労働者の負担が大きいままだし もう長距離バスなんて止めろよ」
といった声があがっている。