突然ですが、私はずっと英語がキライでした。
「津田塾大卒」「ロンドン駐在」「TOEICスコア970」と聞けば、誰もが「もともと英語が得意だったんでしょ?」と思うことでしょう。しかし、実際は中学1年生の時から英語ギライの「ダメ女」。そんな私が50歳を迎えて、人生で一番後悔していることがあります。
帰国子女をねたむ「英語ダメ女」!
今回も本題に入る前に、あなたの「英語ダメ度」をチェックしてみましょう。
次の項目のうち、あてはまるものはいくつありますか?
□ ラジオ講座は3日以上続いたことがない
□ 英会話学校に授業料を払いこんで、途中で行かなくなったことがある
□ 帰国子女がキライだ
□ 外国人に話しかけられそうになったら視線をそらす
□ 職場では、英語ができないことを必死で隠している
□ 英語を「おもしろい」「楽しい」と思ったことがない
□ 自分は英語ができないと思っている
自慢ではありませんが、以前の私は全項目にチェックがつく典型的な「英語ダメ女」でした。
中学1年生で初めて英語にふれたものの、「あなたはトムですか?」「いいえ違います。僕は太郎です」といった不毛な会話が続く教科書に幻滅。毎年4月になると「基礎英語」や「続基礎英語」などラジオ講座のテキストを買うのですが、3日以上続かない。何がおもしろいのか、ちっとも理解できずに、英語が得意なクラスメートのことを「英語ちゃん」と呼んで、心の中でバカにしていました。
そんな調子でしたから、大学受験は大ピンチ!
私立文系に「英語ギライ」は致命傷です。しかも、第一志望は400点満点のうち英語の配点が200点。国語と日本史で得点を稼ぎ、英語は半分できればOK、という作戦が功を奏して、何とか合格することができました。