毅然とした態度で臨む
その彼女は、不本意だったようですが、訴えたり辞めたりすることもできず、そのまま配置換えに応じました。今は、割り切ってその仕事に取り組んでいますが、彼女のキャリア形成という点では問題です。彼女に不利に働いています。
これでは彼女に続いて産休・育休を取得しようとする女性たちが現れません。日本の少子化問題の解決はほど遠いようです。
私は、あなたを応援します。
評価を下げて、配置換えを指示する上司に「自分のキャリアについてどう考えるのか」と、きちんと話し合いをすべきでしょう。
もし、上司があまりに頑なであれば、弁護士に相談してもいいではないですか――。あなたに続く女性たちのためにも、ここは毅然とした態度を取られるほうがいいのではないでしょうか。
決して我儘ではありません。
きちんと話し合えば、上司も女性のキャリア形成を支援するほうが、会社のためになると理解してくれるかもしれません。(江上剛)