総務省が2017年6月30日に発表した家計調査によると、5月の1世帯当たり(2人以上)の消費支出は、28万3056円となった。
前年同月と比べて、物価変動の影響を除いた実質ベースで0.1%減。減少は15か月連続となった。ただ、減少幅は4月の1.4%減から縮小した。
被服や履物が大きく減少
減少に影響した項目をみると、大きく減少したのは被服・履物で、前年同月と比べて13%減、設備修繕・維持、家賃地代などの住居で8.7%減、教養娯楽で4.1%減少(いずれも、名目)した。
一方、大きく増えたのは、自動車等関係費・通信などで、7.1%増。次いで交際費・諸雑費などが6.7%増、家具・家事用品が2.4%増えた。
総務省は基調判断を、これまでの「弱い状況が続いている」から、「弱い状況ながら、回復の動きが見られる」に変更した。