ソニー・ミュージックエンタテインメントが自社制作のアナログレコードを生産すると、2017年6月29日に発表した。
今年度中のレコード生産と製造受注の開始を目指す。
レコード、欧米や日本で広がりつつある
アナログレコードの生産再開にあたり、音源の入ったマスターから、アナログレコードに取り入れ大量生産するプレス機を導入。2017年2月には、マスター音源をつくるためのアナログレコード製造用マスターのラッカー盤カッティングマシンを導入していた。すでに、マスターの制作をはじめている。
ソニー・ミュージックエンタテインメントは1969年にアナログレコードの生産を開始。1982年にCDが発売されると、アナログ需要の減少から1989年に生産を停止していた。
生産再開について、同社はJ‐CASTニュースの取材に、「アナログ市場が活性化していることに加え、CDや音楽の提供をする会社として、音楽ユーザーに楽曲を聴くための選択肢を多くしたかったからです」と話した。
現在、欧米を中心にアナログ市場が盛んになっているほか、日本国内でも新たに若者にアナログレコード人気が広がりつつあるという。