昭和天皇崩御のとき、日本も国全体が喪中に......
日本でも、昭和天皇が崩御されたとき、数日間は国全体が喪中となり、あらゆる業務がストップしました。タイやカンボジアなど、国王が国民の「象徴」となっているような国は、日本と同様に国中が悲しみを噛みしめる期間を設けるのです。
東南アジアは、欧米と比べて日本人が進出しやすい国と言われています。時間を守ることや家族よりも仕事を大事にすることなどは、東南アジアの人々と日本人は正反対の性格をしています。
しかし、このようにしっかりと喪に服す。その間は経済が停滞するといった様子は、非常に近いものがあります。
こういう、感情的な面で一体感があるところが、東南アジア進出した日本人が「この人たちとはうまくやっていけそうだ」と思うポイントなのかもしれません。
(森山たつを)