遠くて近くて日本とタイ 「感情的な一体感」でうまくやれる(森山たつを)

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昭和天皇崩御のとき、日本も国全体が喪中に......

   日本でも、昭和天皇が崩御されたとき、数日間は国全体が喪中となり、あらゆる業務がストップしました。タイやカンボジアなど、国王が国民の「象徴」となっているような国は、日本と同様に国中が悲しみを噛みしめる期間を設けるのです。

   東南アジアは、欧米と比べて日本人が進出しやすい国と言われています。時間を守ることや家族よりも仕事を大事にすることなどは、東南アジアの人々と日本人は正反対の性格をしています。

   しかし、このようにしっかりと喪に服す。その間は経済が停滞するといった様子は、非常に近いものがあります。

   こういう、感情的な面で一体感があるところが、東南アジア進出した日本人が「この人たちとはうまくやっていけそうだ」と思うポイントなのかもしれません。

(森山たつを)

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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