「ブラック企業リスト」公表 もし、勤務先がそうだったら......

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   2017年5月、厚生労働省が「ブラック企業リスト」を公開して、大変話題になりました。リストには、じつに300社以上の企業の名前が掲載され、なかには誰もが知っているような大企業も載っています。なんとなく「よくない会社が載っている」と思っている人も多いかもしれませんね。

   今回は、ご相談者のエピソードをもとに、この「ブラック企業リスト」について詳しく解説しましょう。(文責:「フクロウを飼う弁護士」岩沙好幸)

  • 「ブラック企業」から逃れたい……
    「ブラック企業」から逃れたい……
  • 「ブラック企業」から逃れたい……

事例=転職先がブラック企業かどうか、心配です

   僕が勤める会社はいわゆる「ブラック企業」だと思います。

   定時にタイムカードを押しますが、連日のように残業があります。もちろん、残業代なんか出ません。新入社員の頃は、「僕がこの会社を変えてやるんだ!」と意気込んでいましたが、もはやそんな気力も失せてしまいました。このままでは身体を壊してしまうと思い、転職を考えています。

   ただ、次の転職先ではこんな思いをしたくないと思っていますが、今の会社も結局入ってみなければわからなかったというところです。

   厚生労働省が法令に違反した会社を公表するというニュースをみましたが、それは一般人でも見ることができますか? また、どういう会社が載っているのでしょうか?

岩沙好幸(いわさ・よしゆき)
弁護士(東京弁護士会所属)。慶應義塾大学経済学部卒業後、首都大学東京法科大学院から都内法律事務所を経て、アディーレ法律事務所へ入所。司法修習第63期。パワハラ・不当解雇・残業代未払いなどのいわゆる「労働問題」を主に扱う。動物が好きで、最近フクロウを飼っている。「弁護士 岩沙好幸の白黒つける労働ブログ」を更新中。編著に、労働トラブルを解説した『ブラック企業に倍返しだ! 弁護士が教える正しい闘い方』(ファミマドットコム)。
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