デンソー、自動運転車への「本気度」 商品開発進み、今が仕込みどき

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デンソーの予防安全技術、「EURO NCAPで5つ星獲得」

   デンソーは、定時株主総会の招集通知のADAS(高度運転支援システム)、AD(自動運転)の項目で、自動運転技術の現状を説明。「当社は、特に『認知』に注力し、これまで自動車分野で培ってきたセンシング技術を活かして、ミリ波レーダー、画像センサー(カメラ)、LIDAR(光レーダー)、ソナーなどの走行環境認識センサーをすでに製品化し、多くのカーメーカに採用されています」と、記述している。

   また、当期(2017年3月期)の取り組みでは、2016年4月に「当社の予防安全製品を搭載したトヨタ自動車のプリウスが、欧州で行われる自動車の安全性能試験であるEURO NCAPで5つ星獲得」したとある。12月には、「軽自動車の安全性向上に貢献する、小型のステレオ画像センサーを開発」と製品化を進めている。着々と実を結んでいるようすがうかがえる。

   そんなデンソー株だが、もともと自動車メーカーの関連会社に勤めていたこともあり、株式投資をはじめたときから注目していた。新聞もおのずと、自動車関連の記事に目が行ったし、記事が何を意味して、どう展開されるかも、予想しやすいこともある。

   デンソーは、熱機器やエンジン、駆動系などの広範囲にわたり、その技術力には定評がある。同社が高いポテンシャルを秘めているメーカーであることは間違いない。

   その株を現在、200株保有。最初に購入した2001年9月18日で100株を1690円で購入した。それ以降、買い増しと利益確定売りを繰り返してきたが、2013年12月から15年4月ごろまで、1株5000円近辺で売買したこともあり、平均取得単価が高止まりしてしまった。

   保有株数が200株まで減ったこともあり、平均取得単価4300円を下回る場面があれば、買い増すとともに、平均取得価格を下げたいと考え、物色している。(石井治彦)

2017年6月19日現在 200株保有 平均取得単価 4309円00銭

年初来高値 2017/03/14 5323円00銭
年初来安値 2017/04/17 4551円00銭
直近 終値 2017/06/19 4631円00銭

石井治彦(いしい・はるひこ)
   1970(昭和45)年に大学卒業後、自動車大手に勤務。リース販売を手がける。投資歴は実質25年。入社後にユーザーと接するなかで得た情報と自分の知識で、最初のボーナスをもとに株式運用を開始。しかし、78~98年の20年間は投資する余裕がなく、休止に。それが幸いしてバブル崩壊の痛手は軽傷だった。ただ、いつでも動けるよう、日本経済新聞をはじめ経済誌などには目を通していた。
   「現物株式取引」と「長期投資」が基本姿勢。2011年の退職後は少しの小遣い稼ぎと、興味をもって経済誌を読むために株式を保有している。現在、14の銘柄で、1万3800株を運用。東京都出身、69歳。
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