女性が社会で活躍していくための「好循環」を生み出していく施策、「女性活躍加速のための重点方針 2017」を、すべての女性が輝く社会づくり本部が2017年6月6日に決定した。
その一つ、「女性活躍の視点に立った制度等の整備」では、マイナンバーカードやパスポートなどで「旧姓」を併記できるようにした。このニュースに、ツイッターには「やった~」と、歓迎の声が寄せられた。
「これは大きな一歩!」
女性にとって、結婚は人生の一大イベント。結婚式や披露宴、新婚旅行など、晴れの舞台が用意されていることもあるが、婚姻届を提出したり、昔ほどではないが、両家との「お付き合い」がはじまったりと億劫なことがないわけではない。女性はいろいろと面倒で大変なのだ。
結婚すると、銀行口座やクレジットカードの名義変更など、繁雑な手続きが少なからずある。多くの場合は、女性が変えることになり、パスポートもその例外ではなかった。 ところが、2019年度からは「希望すれば誰でも」旧姓を併記できるようになるという。政府が「女性活躍加速のための重点方針」に、パスポートの旧姓併記を盛り込み、今後、旅券法を改正する予定だ。
重点方針によると、マイナンバーカードも旧姓を併記できるようするほか、銀行口座などでも旧姓が使えるように進めるという。
パスポートへの旧姓の表記には、これまでは「旧姓で仕事をしていることを示す会社の証明書」などが必要になり、2016年に発行されたパスポートで旧姓が表記されたものは1%にも満たなかったとされる。
ツイッターでは、
「やっとか~~~~~~!!!というか(旧姓併記ができるよう)国連から言われてたのかー!!!」
「パスポートに旧姓併記できるの、知らなかった!住民票にもできるようになるのは嬉しいね。夫婦別姓にできるようになるのが、一番嬉しいけどね」
「これは大きな一歩!そもそも、結婚で名字が変わったらパスポートを再取得しないといけない制度自体が意味不明だし、女性の活躍というなら一番に着手すべきなのがこの婚姻による改姓の部分だと思います」
といった歓迎の声があがっていた。